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わんこと海とオイシイものが大好きな、進化系コブタdiverの生存確認ページ


by neoneopiglet
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春風を感じつつも活字好き

春の香りに気持ちが上向きになりそうなところへ、気がつくとなぜか、暗く重いトーンの本を手に取っていた

嫌われ松子の一生  山田 宗樹
  Kさんにおススメされて手に取ったが、小説としての出来は好きではない
  カンジで最後はかなり物足りなく終わった 
  でも、松子のひたむきな情熱と、一生懸命なのに負へ向かう人生、
  そして彼女が堕ちていく姿にどこか共感を覚えた
  中谷美紀(超好き!)主演で映画にもなり、今月公開されている
  
タッチ 全26巻  あだち 充
  漫画だけどね  超懐かしいっしょ! 
  会社の先輩が毎日5冊ずつ持ってきてくれて、女子4名でお昼休みに
  少しずつ回し読みした
  ドキドキしたり、切なくてちと泣いちゃったり  名作なり

ロード・キル  ジャック ケッチャム
  残虐、凶行、猛悪
  自分はいつかちゃんと幸せになりたいと心から思える、いわゆる真っ当な
  精神状態の人は最後まで読めないかもしれない 
  スリラー映画は映像がコワイので観ないが、この手の文章は嫌いではない

隣の家の少女  ジャック ケッチャム 
  上の本と同じ著者の作品  内容に関連は全くナイが残忍ぶりは同様
  残酷、暴虐、悲哀
  感情移入したら、本当に息苦しくてどこまでも悲しかった
 
マーダー・プラン 臨床心理医アレックス  ジョナサン・ケラーマン
  2ヶ月に1冊は当たってしまう、ハズレだった
  背景や人物の描写が細かいのは良いが、頻度が多すぎ話に集中できない
  言いたいことも内容もわかるけど、全然おもしろくない

変身  東野 圭吾
  あさちゃんのおススメ本  借りた翌日中に一気に読んだ
  脳移植手術により自己崩壊していく主人公の、精神の変身
  先が読めてしまうのだが、医術的な細かい描写が興味深かった
  ラストは、ちょっとほんわか ちょっと涙した


今は、乃南 アサ の 晩鐘 を読んでいる  風紋の続編で7年後の話
殺人事件の被害者・加害者のまわりの人間には一見平等に時間は流れているが、目には見えないそれぞれの心に、深く悲しい傷が刻まれている
心の琴線になにかが触れる 何度も何度も感情が揺さぶられる
まだ上巻の後半だが、とっても読み応えがある
by neoneopiglet | 2006-05-17 22:51 | 日々