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わんこと海とオイシイものが大好きな、進化系コブタdiverの生存確認ページ


by neoneopiglet
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スギ花粉にまみれても活字好き

ハイテンション上機嫌な真冬からブルーな早春にかけて読んだ本たち

ナラタージュ  島本 理生
  好きだという強い気持ちと、大人の理性が同居する二十歳の恋愛
  全体の構成は好きではない
  でも、経験したことがあるようなどこか懐かしいような感じと、誰もが持つ
  大切な記憶、蓋を閉じた記憶、忘れたくない記憶に心揺さぶられた

神の手  パトリシア・コーンウェル
  かなり続いている検死官シリーズ
  今回は、精神異常な人間・一見普通な人間の犯罪との関わりがおもしろい
  テーマと登場人物をもう少しずつ深く掘り下げてくれたら… 
  が、終わり方がイマイチ  小説としての出来は、ん~  
   
国際テロ  トム・クランシー
  アメリカ至上主義的エンターテイメント
  と、おおらかな気持ちを持てば読める本

奪回者
暗殺者(キラー)
耽溺者(ジャンキー)  3冊とも グレッグ・ルッカ
  ハードボイルドな身辺警護シリーズ
  人の強さと弱さをさらけだしつつ、それぞれの誇りを持って生きる
  人間味のある登場人物たち  続編が楽しみ

さくら  西 加奈子 
  僕と亡くなった兄と、個性豊かな両親・妹の幸せと悲しみ
  飼い犬さくらと共にある日常の暖かな笑いがイイ感じ
  読み始めは違和感を感じたが、最後は優しい気持ちになれた本

北の狩人  大沢 在昌
  刑事、ヤクザ、新宿… お約束のハードボイルド
  暇つぶしにはいい

誰よりもつよく抱きしめて  新堂 冬樹
  ちょっと出来すぎたような話、展開のような気もする
  人ときちんと向き合うことは難しい… でもそれって大切なコトだよね
  
その日の前に  重松 清
  死、という「その日」がテーマな短編集
  身近な死を克服できてない人には辛すぎるかもしれない
  「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」… 作品としておもしろい
  何箇所か涙がわいてきた  最後はだだ泣き

風化水脈  大沢 在昌
  変わらない鮫島の姿勢が安心して読める新宿鮫シリーズ
  今読んでる途中  電車通勤で毎日持ち歩くには重いっすー


ゴキゲンな時、すんなり言葉が体に入り充実した気持ちになる
フキゲンな時、意識を言葉に集中させて時を過ごすという現実逃避ができる
ワタシには活字が必要だ
by neoneopiglet | 2006-03-23 23:40 | 日々